2020年発売の新型レヴォーグが話題となる中、レヴォーグのEV化に関する考察をしてみた。
日本仕様の新型レヴォーグのパワートレインには、新開発の1.8L水平対向ターボエンジンが採用されると発表されたものの、ハイブリッドシステムのe-BOXERといった電動化技術の採用は当面ない模様。
しかしながら、欧州仕様の新型レヴォーグではHVやPHV化が期待できる理由を以下お伝えする。
新型レヴォーグ ハイブリッドe-BOXER or PHVが欧州仕様に採用と予想する理由
新型レヴォーグ 欧州仕様の発売時期の環境規制への対応
欧州仕様のレヴォーグは、日本仕様よりも後発で発売されたことを考えると、次期レヴォーグの欧州市場投入は、2021~2022年頃と予想できる。
注目したいのは、2021年から欧州では環境規制が厳しくなり、乗用車のCO2(二酸化炭素)排出量を95g/kmとする規制が実施されるということ。
2030年にはさらなる厳しい規制敷かれる見通しであり、これらに対応するには、ハイブリッドだけでなく、PHVやEV(電気自動車)の比率アップが必須となる。
近年、自動車メーカーがこぞってEV化を目指しているのはこれが理由の一つでもある。
だからこそ、2021年以降に欧州市場で導入される新型レヴォーグには環境規制対応の為にEV技術が活用されると予想できるのだ。
新型レヴォーグ 欧州でハイブリッドとPHVの2本立てを予想
現行型レヴォーグでは2019年に欧州市場で日本仕様にはない2.0L NAモデルが発売されている。
#Subaru Levorg is back! Levorg offers Sports Tourer comfort with exceptional handling for sheer driving fun. The new model benefits from additional safety features that complement the impressive array of tech already fitted as standard. Find out more at: https://t.co/A7CQMnBWh0 pic.twitter.com/vh3sVGT4Tz
— Subaru UK (@subaruuk) 2019年7月7日
また、日本仕様にある2.0ターボモデルが欧州仕様ではラインナップされていないことからも、欧州レヴォーグは環境を意識したモデルとなっていることが伺える。
そこで新型レヴォーグ欧州仕様では、現行2.0NAモデルがハイブリッドのe-BOXERモデルに取って代わると予想する。
さらに上級モデルとしては、クロストレック(日本名XV)に採用されているトヨタ製のPHVが採用される可能性も予想したい。
2019年9月にスバルはトヨタと新たな業務資本提携に合意し、スバル車にTHS(トヨタハイブリッドシステム)の搭載を拡大すると発表されたことから、新型レヴォーグの欧州仕様にトヨタ製ハイブリッド技術を搭載させる可能性は十分あるだろう。
続報が入れば、追ってお伝えする。